これってやはり化石? 私のライフスタイル!(2)

田舎ぐらし8年目、手作り大好きシニアです

沈 壽官友の会の茶会場は・・・・御仮屋




↑ 移築された御仮屋の玄関を入った所

沈 壽官友の会の青葉の茶会に昨日初めて参加した

沈 壽官釜は鹿児島でも最も有名な窯元だし、過去に2回ほど来た事があったが

友の会の茶会となると、特別感満載だった

まずは茶会場となった茶室

玄関を入り右手の和室が待合となっていた
見るからに古い日本家屋

時間になり、茶室に入ると立礼の室礼が二間続きの和室を一つにして作ってある

亭主はもちろん当代沈 壽官さん

お点前はご子息

壽官さんは、最初から最後まで澱みなくお話をされた

その話がとても興味深いものだった

まずは茶会場となった建物は、島津藩の歴代殿様が参勤交代の時、最初に泊まる宿だった



昨日渡された案内図では座敷と書かれた部分が御仮屋で、以前は駐車場の上の方にあったものを、現在の地に移築したそうだ

400年の歴史のある建物で、殿様が泊まった部屋ということで、本書院作り、壁は薩摩ベンガラ・・・・独特な赤い漆喰壁



天井板の張り方も独特で普通と逆

床に琵琶がありますが、なんと幕末から明治初期に活躍した小松帯刀(こまつたてあき)が所有していた物

小松帯刀も沈 壽官釜に近い日置の出身

沈家所有になった経緯も話されましたが・・・・

置かれている調度品も丸に十の字のお殿様の籠のミニチュア



欄間も特別仕様


美山に御仮屋が置かれたのは、島津藩が陶工達を重要視していた証らしい

島津藩朝鮮半島から陶工を連れて来たが、他の藩と違い、日本人との同化政策を取らず、言語、風俗など朝鮮文化を保護

朝鮮から難破船の通訳に使ったり、琉球使節団をもてなしたりする場として利用したという

なかなかにしたたかな政策

壽官さんのお話は、使われた茶道具にももちろん及び



皆具は見立てで、マジョルカ焼きの壺、水差し、ボウルなど

蓋置きはエッグスタンド


イタリアに焼き物の勉強で留学した時に買い求めたそう

茶碗はもちろん白薩摩で沈 壽官作


茶会場となった御仮屋の部屋からは庭を挟んで茶室が見える

先代(14代)沈 壽官の奥様が茶名を取られたご褒美に先代が建てた築50年ほどの建物

この建物は、京都から建材等を取り寄せて造られたそうで、建材と建築技術が今では作れないほどの物になっている

という事で、重要無形文化財になったそうだ

これまで友の会の茶会は、この茶室であったという

見学は出来た

茶室の路地に入る門


つくばい


茶室の床のお軸は坐忘祭お家元の書









壁が白くなっている部分は裏に柱など建材があるからだという

壁は普通3度塗るところを2度しか塗ってなく、少し荒い地肌がワビ?

茶室から御仮屋の縁側を見る


登窯伝いに階段を上がると、ガラス張りの工房がある

その一階は野点の席

御園棚で


先代作の主茶碗、当代作の蓋置き(今年の干支と琵琶の絵付け・・・・写真なし)
ご子息作の棗



茶碗の見込みに金と銀の葉っぱ



カジュアルな茶会のせいか、一眼レフカメラ持参で撮影する人も

ならば私も・・・・と、終わってからスマホで(笑)

最後に記念品をいただいて


この日の茶会の為に作られる干支のぐい呑み



毎年参加してこの干支のぐい呑みを集める楽しむ人も多いのだとか

盛りだくさんの青葉の茶会でした