そして 4月23日から 4月30日 と 5月6日 までに 記録として書きとめ、早速2回ほど袖を通しました。
このコートは古い着物だったので 反物幅が私の寸法には ちょっと足らず、袖幅が着物の出来上がりと同寸法になってしまいました。
そこで コートの袖の振り口から中の着物の袖が飛び出さないように 男物の仕立てのように振り口を閉じて 人形仕立てにしました。
この仕立てをするときには これで問題解決と 自画自賛だったのです。
しかし 実際に着物の上から着る時に 大変着づらいことがわかりました。
理由は コートの袖付け寸法が6寸2分しかなく、袷の袖と長襦袢の袖無双の袖をこの6寸2分の袖付け部分から入れるのが 結構難儀だったことです。
袖の振り口が開いていないので、1尺3寸の袖をくるくるとたたむようにしてコートの袖に通さなければならないのです。
出来ないことはないのですが、 サッサッと軽く羽織るという感じでは出来ませんでした。
身にまとった時の形は最高に気にいっていたので なんとか解決したいと思っていました。
そこで、今日 思い切って袖付けを解き、身八つ部分をなくして 全部を袖付けにし直すことにしました。 もうまるで男物の仕立てと同じです。
こちらが 直す前の袖付けの状態です。
そして
このように中の着物の袖が簡単にコートの袖に入るように直しました。
肩裏の袖側のくけを解き、袖側の縫い代の折くけを解き、袖を外し、振り口の人形の寸法を直す。
袖付け寸法を変更するといっても その前の作業の煩わしさは半端な量ではありません。
コテをかけて、折り癖を取り、袖の止めをやり直し、袖付け。 それから 袖縫い代の折りくけ、肩裏の袖側をくけ直し、やっとお直しの完成です。
これで 母の古い古い解きものだった着物地からのコートを 気持ちよく身軽く羽織れるようになりました。